ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】


「おっかえり〜!!」


「あっ、起きてたんだ?」


「うん。さすがに先に寝るなんて出来ないよぉ。」



愛ちゃんは律儀に、夕食まで用意してくれていた。



「さっきね、適当にあるもので作っちゃった。
勝手に使っちゃってごめんね…買い物は、怖くて行けなかったの。」


「いーよ、いーよ。ってかウマっ!!愛ちゃん料理うまいんだねぇ?」


「店長に、よく作ってたから。」


「そっか。」


「誰にでも優しい人だったから不安で。何か特別なことをしたいって考えたら…
料理だったんだよね。」


「相当、好きだったんだ?」


「好きだったよ。」



アタシには、店長の良さは分からないけど。

きっと、愛ちゃんには、ユッキーの良さは分からない。

それで良いんだ。

当事者2人が、きちんと分かっていれば、それでいい。