時を越える愛歌

隆平「…」






どうしよう…









柚葉と丸になんかの過去があったんや。











章大「…丸」






丸は柚葉の本当の姿を知らんねんやんな…









章大「柚葉はな…」






僕の言葉を聞いたら、丸は何て言う?













章大「生きてる人間ちゃうねん…」





丸、現実を受け止めてや。








丸の妹は…妹みたいなあの女の子は…










1回死んじゃってんねん…
なぁ柚葉…







丸は柚葉の事、何も知らんねん。













辛いやろうけど、










自分の口から言ってやってくれへんか?
柚葉がこの場から出て行ってから、丸に「生きてない」と言った。








丸はさっきから何も話さへん。










そんなんショックに決まってるよな…













章大「丸、お茶飲み」







隆平「あ、ありがとう」





章大「落ち込むなんか丸らしくないで」







隆平「せやんなぁ…今の僕おかしいわ」









章大「でも作り笑顔はせんでえぇ。辛い時は無理せんでえぇねん」





隆平「…ありがとう」









悲しい時は泣けばいい、苦しい時は俺に吐き出せ。