この学校は小学校と中学校が合体しているから、9年間生活してたけど何一つ不便なんてなかったとおもう。

友達には誰ひとり言っていない。

絶対雰囲気が壊れてしまうから。



気がついたら朝だった。
いつもの生活にスイッチオン!
制服きて…
ご飯食べて…
歯磨いて…
顔洗って…
トイレいって…
出発!!!!


同じ学校に通っていて一番家が近い雪乃と一緒に登校している。

雪乃と一緒に登校するのがどれだけ楽しいことかは自分にしか分からないけど、表現出来ないくらい楽しい!!
学校まで片道一時間弱かかるけど、雪乃と一緒ならそんな時間なんて忘れられた。

学校につくと下駄箱に靴を入れてはきかえ、階段を登る。

もちろんここはど田舎だから、木造校舎。
階段を一歩踏み入れれば「ギシギシ」と音がなる。

そのうるさい音が愛おしくなるのかな?って思う。

教室のドアを開けた。
「オハヨー!!」
ホストのように皆が声を合わせて挨拶する。
こちらも負けずに「オハヨー!!!!」と笑う