「ちょっとあの人私にケンカ売ってきたよ」

「あのよ~香?」

「何?」

「アイツ先生だぜ」

「そうなの?」

「ああ」

【香はChrisの事スッカリ忘れているよ…まぁ~俺にはラッキーだけどな】

最近、香と神崎 龍はいつも一緒に居るのでそれを気に入らない人がいた…

「何だ!あの転入生は」

「そうだな…ってどうするんだよ」

「決まってるだろう」

「????」

「俺があの男から香を奪う」

「レイ?マジで言ってるのか?」

「ああ、もう我慢の限界だからな」

生徒会長の ルイとレイは話していた…

「で、どうするんだよ」

「Chrisと香は従妹じゃないって事だからな」

「その情報は何処からだ?」

「香のクラス中で大騒ぎだよ」

「バレたって事か…」

「ああ」

「俺はレイの見方だからな」

「ありがとうな」

そんな事も知らない香は神崎 龍と一緒に香の家に向かっていた…

「香?俺から話すからな」

「何を?」

「外泊の事を母親に話すんだろう」

「うん、そうだったね」

「まさか!こんな大事な事を忘れてたのか?」

「そうみたい」

【香はやっぱり何処か変だな…どうしたら元に戻るんだろうな】


神崎 龍は歩きながら考えていた。暫く歩くと香の家が見えてきた…

「お母さん居るかな?」

「居てくれないと俺の立場は?」

「そうだね(笑)意味無いね」

「着いたよ」

香は家の鍵を開けた…