「もう、この話は後でね!」

香は恥ずかしくなって外を見ていた。一番気になる所で会話が中断されたので、クラスの皆も神崎 龍も納得いかなかった…

「香?休み時間に話そうぜ」

「わかったから!」

そして休み時間になって香のクラスにChrisが入ってきて、神崎 龍が居たので驚いていた…

「香って…何で神崎 龍がココに???」

すると神崎 龍は…

「Chris先生のお陰で探すのに時間がかかったよ!感謝しないとな(怒)」

「神崎 龍クン話があるから外に出ようか」

「ああ、そうだな」


Chrisは慌てて神崎 龍を連れて外に出て行った。心配になった香は後をつけた…

「神崎 龍!クラスであんな話なんかするな!」

「アンタが小細工なんかするからアイツに頭下げる事になったんだよ!ふざけるな」

「俺だってお前を香に近づけたくないから、裏で手を回したんだよ!」

「ムカつくんだよ!」

「それはこっちの台詞だ!何回も香を抱きやがって」

「いいだろう、香は俺の女なんだから!」

「違う!もうお前に香は抱かせない」

「それはどうかな〜」

神崎 龍は勝ち誇った顔でChrisに言った…

「教師と生徒だって事を忘れてねー」

「…」

Chrisの心の声 【コイツが居るからもう従妹って言えない…どうしよう】

「聞いてるのかChris」

「ああ、聞いてるよ!どうであれ香は渡さない」

「言ってろよ!俺は勝手に、やらせてもらうからな」

そう言って神崎 龍は教室に戻って行った。香は二人のやり取りを見ていたので、不安になった…そして香はChrisに…

「Chris?」

「何で香がココに…って…まさか…」

「うん、聞いてた」

「やっぱり…」

「これから、どうしよう…」

「ああ、アイツが来るとは…」

「暫くは会わないようにする?」

「嫌だけど…仕方ないなぁ…メールと電話で我慢しような」

「うん」

「神崎 龍には気をつけような」

「うん」


その頃、神崎 龍はクラスの皆から香とChrisの関係を聞かされていた…

「ふぅ〜ん、従妹ねぇ〜」