その頃、Chrisと香はホテルを出て車で香の家に向かっていた…

「香?楽しい時間はあっと言う間だったね」

「そうだね」

「この後、学園に登校だね」

「うん」

「時間大丈夫かなぁ?ゴメンな香」

「ギリギリまで一緒に居たかったからいいよ」

二人は仲良く話していた。あの男が現れる事も知らないで…、香の家に着いたけど二人は見つめ合っていた…

「離れたくないなぁ…」

「私もChrisと居たい」

でも時間は待ってはくれないので、仕方なく香は車から降りてChrisに手を振っていた…

「じゃぁ~ねChris」

「ああ、また後でね」

そう言ってChrisは車で走って行った。香は急いで家に入った…


「ただいま~」

「香ちゃんお帰り、時間大丈夫なの?」

「うん、支度してスグ行くね」

「ご飯は?食べたよ」

「そう?」


香は階段を上がって部屋に入り、急いで支度をして学園に向かった…

香の心の声 【何だかさっきまでChrisと居た事が夢見たい…楽しかったなぁ】

学園に着いて教室に入ったら皆が噂をしていたので、香は聞いてみた…

「ねぇ~どうしたの?」

すると、皆が…

「今日、このクラスに転入生が来るんだってさ~」

「ふぅ~ん」

「それも、男だって」

女の子はその話で盛り上がっていた。香にはまったく興味がなかったので自分の席に座って昨日の事を思い出していた…

【また、Chrisとお泊りしたいなぁ~】

暫くして担任がクラスに入ってきて…

「皆、今日はこのクラスに新しい仲間が増えますよ」

ドアが開いて入って来たのは…

「えっ!何でー」