朝礼で栗須が全校生徒の前で挨拶をしてレイに教師と言う事がバレた…

「ふぅ~ん…彼氏ねぇ~」

レイはまた香の弱みを握った…

「これで俺からは逃げれないよ」

それを聞いていた春風ルイは…

「なぁ~レイ?お前は何を企んでるんだ?」

「何にも」

「従兄の俺を騙せると思ってるのかい?」

「…」

レイは黙ってしまった。でも、レイは今朝の香の言ってた事が許せないでいた…

「なぁ~ルイ?この後、香を呼び出してくれ」

「何で?」

「いいだろう」

「…わかった」

春風ルイとレイが話していたら突然、栗須がマイクを持ち香を見つめながら話し始めた…

「え~と、皆さんこの学園には私の従妹がいます。工藤 香です」


香は言葉が出なかった。まさか栗須がそんな事を言うなんて、思ってもみなかったので香は動揺していた…

それを聞いていたレイと春風ルイはビックリしていた…

「何!ここで言う事か?」

「そうだな」

「こんな大勢の前で言ったら、あの男と香が二人で居ても怪しまれないじゃん」

「そう言う事か!やられたなぁ…」

春風ルイは不思議そうにレイを見ていた…

「どう言う事なんだ?レイ」

「俺に聞くな(怒)」

レイの心の声 【全て計算済みって事かぁ…腹が立つな!仕方ない暫く様子を見るか】



レイは暫くチャンスが訪れるまで待つ事にした…

「きっとチャンスが来る!それまで待とう」