レイと純也は教室から出て別館に向かった…

「純也、お前には本当に悪いと思う」

「じゃ何で香を…」

そしてレイは全てを純也に話したが純也は納得するはずはなかった…

「そんな卑怯な事をしたのかよ!最低だな会長もレイも」

純也は怒ってしまった。レイも反省していた…

「本当に悪い。」

「俺にどうしろと」

「香を諦めてくれ」

純也は暫く考えて答えた…

「…俺に時間をくれ」

「ああ、わかった」



その頃、香は急いで教室を出て家に向かっていた…

「早く帰って来いって何だろう?」

家に着いた香はダイニングルームに居る母の所に行った…

「ただいま~話しって何?」

母親は言った…

「最近の香の様子が気になってね~お母さんの仕事が早く終わったから…久し振りに香と話をしようって思ったのよ」

「何だそんな事かぁ…」

「そんな事って…大事な事でしょ」

「でも、私は大丈夫だから心配しないでね」

「本当に?」

「うん、ありがとうあ母さん」

香は自分の部屋に移動した…

「やっぱりバレるのね~気をつけないとなぁ…」

香はお風呂に入りベッドに入ったがやはり眠れなかった…

「最近、眠れないっていうか眠るのが怖い」

眠れないまま朝になった…

「まだ早いけど学園に行こうっと」

香は朝早くから電車に乗りいつものように学園に向かっていたら、突然めまいがして倒れそうな所を誰かが支えてくれた。

「大丈夫?」

「はい、ありがとう…」

助けてくれたのは…