「香?どうした?」


「でも…私には忘れられない人がいるから」


それを聞いたレイは香に言い聞かせた。


「なぁ〜香?俺はそんな事は気にしないから、今の香が好きなんだよ!だから好きな男がいる香が好き」


香はびっくりしていた。何故なら、レイがそこまで自分の事を思ってくれてるからだ…


香の心の声 【どうしたらいいのよ…最近の夢には、また栗須先生の夢を見るのに…】


香は今でも栗須を忘れられないでいた。


「香?時間をかけて恋人になろうな」


レイは優しく香に話した。香は黙ったままだった…


香の心の声 【私はどうすればいいのかなぁ…】

香の携帯が鳴ったので出てみたら母からだった…

「レイ?急用だから帰るね」

「俺が送るよ」

そう言ってレイと香は生徒会室を出て職員室の前を通って歩いていたら、目の前に春風ルイが歩いてきたが、レイは香から離れる事なくルイに会釈をしてそのまま教室に向かった。教室に着いた香はスクールバックを持ち廊下で待っているレイの所に行こうとしたら、純也に引きとめられた…

「おい、どう言う事だよ!」

香はビックリしていた、純也が大きな声で怒鳴ったからだった…

「どう言うって…」

「副会長と付き合っているのか?」

すると、副会長が香のクラスに入って来たので、クラスは大騒ぎになった…

「キャー!何でクラスに副会長が居るの?ってまた香さんが原因なの?」

純也とレイは話し合っていた…

「何で副会長がって言うか会長は?」

「純也 悪い香は俺と付き合うんだよ」

それを聞いた純也は…

「香!話が違うだろう(怒)」

「…私だって」

香が話していたらルイが邪魔をした…

「俺が香を好きになってしまったから、会長は香の事を諦めたんだよ」

純也は混乱していた…

「はぁ?俺が聞いたのは会長は何処にって意味だけど…、香どうなってるんだよ!」

香はどう説明していいか分からなかった…

「純也ゴメン説明が出来ない」

「何でだ?」

「色々あり過ぎて…」

「何があたんだよ」

そこへレイが…

「詳しく聞きたいなら後で俺から説明する」