そして暫く嘘の関係が続いたがレイにはどうしても納得がいかなかった…

「何かが変だ?何だろう?」

レイから見たら春風ルイと香がギクシャクしてるのが分かったので…

「本当はこんな事はしたくないけど…」

レイは出掛けた振りをした…

「俺は2時間外に出てるからな」

そう言ってレイは出掛けたけど、静かに戻ってきて部屋のカメラで見ていたら、そこに映っていたのは、春風ルイは読書をしていて香は勉強をしていた。レイは確かめるように時間より早く戻ってきた振りをして部屋をノックした。すると…

「コンコン」

「いいだろ?まだ早いだろう」

「いや~止めて!ツライ」

いやらしい声が聞こえたので、レイはカメラの部屋に戻り様子を見てみたら、二人は離れていながら演技をしていたので、怒ったレイは香達の居る部屋のドアを思いっきり開けた。

「な、な、な、何だよレイ(汗)」

「キャー!」

レイは怒りで声にならなかったが言った…

「お前らはずーっと俺を騙していたんだな!」

すると春風ルイはレイに言った…

「俺だって好きな女を抱きたいんだよ!分かってくれよ」

それを聞いたレイは…

「なら、何でそれを俺に言わないんだよ!」

「ゴメン」

「何で香を抱かないといけないか分かるか?」

「…」

「純也が香を抱こうとしてるからだよ!」

香はビックリしてレイに聞いた…

「それはどう言う事なの?」

「純也が俺に言ってきたんだよ!」

「それって…」

「自分の女にするには早く体の関係をってな」

「でも…」

レイが突然香に言った…

「俺は愛がなくても女を抱けるから、ルイが香を抱けないなら俺が変わりに抱くからいいよ!」

それを聞いた春風ルイは…

「何を言ってるんだよ!レイだって好きな女ぐらい居るだろう?」

「いない」

レイは春風ルイに言った…

「ルイ!香を抱かないなら、この部屋から出て行けよ」

春風ルイは黙って香達が居る部屋から出て行った。香はレイの事が怖くなったので逃げ出そうとしたけど、レイが怒って近づいて来てるので動けなかった…

「怖い」

香は震えていた…