「ゴメン香」

突然、春風ルイが謝ってきたので香はビックリしていた…

「えっと…」

「俺は最初から香を抱くつもりはなかったよ」

「どう言う事?」

「レイが居たからだよ」

「?」

「俺だって好きな女を抱きたいよ」

そう言って春風ルイは悩んでいたので香は暫く様子を見ていたら、急に変な事を言ってきた…

「香?お願いがあるんだけどいいかい?」

「何?」

「俺に抱かれた事にしてくれないかなぁ?」

「私は別にいいけど…」

「香はもう経験あるのかい?」

「…うん」

香の心の声 【栗須先生を思い出すなぁ…】

「そうか!じゃ~バレないな」

香が経験があるって聞いて、春風ルイは喜んでいた…

「レイが居る時は俺はいつも香を抱いてる振りって言うか演技をするから、香も女優になったように演技をしてくれないかい?」

「わかった」

二人で嘘をつく事にした。何も知らないレイはもう香はルイに抱かれていると信じていた…

「これでルイは安心だな」

2時間後に生徒会室に戻ったレイはノックをして部屋に入った…

「コンコン」

香も春風ルイも演技を始めた…

「ほら、まだだよ」

「もう、嫌やめて」

それを聞いたレイは違う部屋に向かった…

「お取り込み中だったんだな…悪い事をしてしまったよ」

レイは一人で反省をしていた…

「はぁ~」

その頃、香達は…

「よかった…」

「コレで俺が香を抱いた事になるな」

「うん、でも…あれで大丈夫かな?」

「大丈夫だよ!成功だよ」

そして、これからも暫くは嘘の関係が続く…