学園に着いた香は教室に向かっていたが、香は立ち止まって考えていた…

「純也に会いたくないなぁ…どんな顔して会えばいいのよ~」

香は教室に入ったら純也が席に座っていた。すると朝から放送が流れた…

「ピンポンパンポ~ンお呼び出し申し上げます1組の工藤 香さん生徒会室までお越しください」


「また?」クラスの皆が騒いだが純也はこの前のようには助けてはくれなかった…

「皆ゴメンね」

そう言って香は別館じゃなく屋上に向かった…

「もう~嫌!」

すると、屋上に誰かが来た!急いで香は隠れたが…

「もうそこに居るのバレてますよ」

香はそれでも隠れていた…

「知ってましたか?この学園には監視カメラが沢山ある事を…」

それでも香が出てこないので男は言った…

「香さんビデオを学園中に放送しますよ!kissを会長に求めてるやつを」

香は慌てて出て行ったら、そこには副会長のレイが居た…

「やっと出てきましたね」

「ゴメンなさい」

「香さんこれからは毎日私が迎えに参ります。いいですか?」

「…」

「仕方ありませんね!香さんは会長の彼女と言う自覚がないようですね」

逃げ出そうとした香の手を掴んで歩きだしたレイは何だか怒っているようだった…
レイが怒っているのが手に伝わってきた香は手を離したが、レイがまた掴んだ…

「あの~レイさん?」

「何ですか?」

「何で怒ってるんですか?」

「香さんが逃げるからです」

「だって…」

「昨日言ったよね!ルイを救って欲しいって」

「はい」

「じゃ~何で逃げるんだよ!」

レイが本当に怒ってるのが口調で確信した香は…

「ゴメンなさい」

するとレイが香にとんでもない事を話した…

「今日一日はルイと生活してもらいます」

「はぃ?今何て?」

それからレイは黙っていて別館に着いたらレイは香の手を離した。奥の部屋で待っているルイの所に着いたレイは昨日の事を報告した。

「昨日、香はやはりあれから純也と二人で会っていた」

「そうかぁ…」

春風ルイは「チラッ」っと香を横目で見た…