授業中香は上の空だった。

香の心の声【さっき栗須先生は何を言いかけたんだろう…、もしかして夢の話しかなぁ】


神崎龍はずーっと香を観察していた。そして放課後になった…


「そうだ」


香は急いで教室を出て行った。それを神崎龍が後からついて行った…


「図書室なら一人でゆっくり出来るなぁ…。あれ?栗須先生が椅子に座って寝てる」


香は栗須に近付いた


「本当に寝てる、栗須先生の唇って柔らかいかなぁ…、夢では…」


香は寝ている栗須にkissをした。


「私、何をしてるんだろう

それを見ていた神崎龍は


「やっと弱みを見つけたぞ」

すると図書室に誰かが入って来た…


「香、ちょっといいかぁ」

「神崎龍が何で!」


香は大きな声を出してしまった慌てて口を手で抑えた。


「先生が起きるだろう!こっちに来い」


神崎龍は香の手を掴み歩きだした


「ちょっと離してよ!」


「俺様さっき香が栗須先生にKISSしてたの見てたんだよなぁ〜」


「えっ!」


「栗須先生にバラしていいかなぁ〜」


「フン何を馬鹿な事を言ってるの」


神崎龍は胸ポケットから携帯を出して香に見せた。


「何を撮ってるのよ!」


「な、香がKISSしてる所がバッチリ撮れてるだろう」

「何でアンタが居るのよ〜」


「コレで香は俺の女だな!アハハ…」


「いきなり何で神崎龍の女になるのよ〜」


「俺様に興味が無いしムカついたから」


「ありえない!」


携帯を見せて神崎は香に言った…


「証拠があるから俺様から逃げられないぞ」