休み時間になり香に純也は学園を案内しに教室を出た…

「香?俺マジ嬉しいよ」

「何で?」

「だって香と同じ学園でクラスまで一緒なんだぜ」

「だから授業中もずーっと見てたの?」

「バレてたの?」

「うん、穴が開くかと思うくらいだった」

「わりーな」

「いいけどさぁ~」

学園の案内が終わり最後に屋上を案内され純也と香は少し話しをした…

「なぁ~香?」

「何?」

「俺達付き合わない?」

「また、その話し?」

「香は彼氏いないだろう?」

「…ゴメンまだ純也を男って見れないんだ」

それを聞いた純也は香に無理やりkissをした…

「やっ…うっ…んっ…」

純也はkissを止めてくれなかった…

「じゅ…やっ…」

香は力いっぱい純也を両手で押したけど、純也には利かない、香は思い出して悲しくなって涙が零れた…純也は慌ててkissを止めた。

「ゴメン香」

香にはkissをすると栗須の事を思い出すから嫌だったので無意識に涙が流れた…

「純也には言った方がいいかもね」

「何が?」

「私には忘れられない人が居るのよ」

「彼氏か?」

「彼氏だった人よ」

「じゃ~今は連絡取ってるのか?」

「してないわ」

「だから、俺じゃ駄目なのか?」

「今は恋愛とかは…考えたくない」

「分かった!俺待つよ」

「いつになるか…」

「ずーっと待つ」

香は純也が可哀想になったので、純也に言った…

「そんな事言ってたら彼女が出来ないよ」

「香に彼女になって欲しんだよ」

「ここまで話しても諦めてくれないの?」

「ああ、俺の愛は香に伝わるから諦めねー」

「分かったから、じゃ~もうkissはしないでね」

「kissも駄目なのか?」

「うん」

「…わかった」

実はこの屋上には純也と香の他に、もう一人潜んでいた…

「ふぅ~んあの子がねぇ~」