純也が母に言った…

「おばさん、俺用事があるから帰ります」

「そうなの?残念だわ…今は何処に住んでるの?」

「近いから後で用事をすませてから家に遊びに行きます」

「待ってるからね」

「はい、じゃな香、後で行くからさっきの話をしようぜ(笑)」


そう言って純也は車から降りて走って行った…

「最初から純也クンは用事があったのかもね!香」

「えっ!そうだね…」

「どうしたの?もっと純也クンと話したかったの?」

「大丈夫よ!後で来るって言ってたじゃない」

「何も知らないくせに」

「何か言った?」

香の心の声 【後で遊びに来るって…危険を感じるなぁ…、そうだ!二人にならなければいいんだよ】


香は不安で母と話もしないで家に着いた。車から降りた香はすぐ自分の部屋に入った…


「もう、何で純也が遊びに来るのよ!お母さんのバカ」


暫くするとチャイムが鳴った「ピィンポ〜ン」母が急いでお出迎えをした。

「早かったわね純也クン」

「はい、早く香に会いたくて」

「香は自分の部屋にいるから、どうぞ」

「はい、お邪魔します」


純也は階段をゆっくり上って香の部屋をノックした「コンコン」香は母だと思い部屋の鍵を

「ガチャ」っと回して扉を開けてビックリ何とそこには純也がいた…

「どうしているの?」


純也は勝手に香の部屋に入って鍵を「ガチャ」っとかけた…

「何で鍵をかけるのよ」


純也はニヤニヤしながら答えた…


「それは…」

「何?」

「今からわかるよ♪」

香は純也の意味がわからないままだった。ただ純也の様子が変なのは感じた…