その頃、栗須は職員室にいて、とんでもない事を考えていた…

「そうだ!うんうん、そうしよう♪」

すると他の教員が…

「栗須先生どうなさったんですか?」

「いえ、何でもありません(汗)」

栗須の心の声 【あまりにも嬉しいから、つい声を出していたよ〜】

「僕は次の授業まで自分の部屋にいますので、何かあったら部屋の電話でお願いします。


「わかりました」

栗須は走って自分の部屋に向かった…

「また、声に出てたら、せっかくの計画が台無しになるからなぁ…フッフッフ楽しみだ♪」

その頃、神崎龍はどうやって香を見つけ出す事が出来るかを考えていた…

「参ったなぁ…、携帯にも出ないし」

神崎龍は、ただ悩むしかなかった…

神崎龍の心の声 【絶対捜し出すからな!】

その頃、香はまったりしていた…

「そうだ!全て1からやり直しだから、携帯を買い換えようっと」

香は階段を降りて両親の所に相談に行った…

「あのね〜私ね携帯を新規に変えたいのいい?」

「あら、どうして?」

「だって前の学園の人達に何も言わないで引っ越したから気まずくて…」

「そうね、わかったわ」

「今から行きたいのお母さん車出してくれる?」

「仕方ないわね〜」

「ありがとう♪」

香は車に乗り込み母は運転席に座り運転をした。見慣れた風景を香は懐かしく思い、幼馴染の純也クンの事を思い出していた。

「まだ、この町にいるのかなぁ…」

すると母は…

「誰が?」

「何でもないよ」

「だって今何か言ってたじゃない」

「…」

沈黙が続き暫くするとショップが見えてきたら母は言った…

「ここも昔とは全然違うわね〜」

「あまり覚えてないわ」

「そう?」

目的地に着いた香達は車を駐車場に停めて少し歩いて携帯ショップに入った。
すると、そこにはあの懐かしい人が居た…、すると母は突然言った…

「もしかして、純也クン?」


振り向いた彼がこう答えた…