「ちくしょー!」


神崎龍の心の声【栗須は香の居場所を知ってるから余裕な顔をしてるんだよ!むかつくなぁ】


授業が終わり神崎龍は栗須の所に行った…


「なぁ〜栗須先生よ、香は何処に転校したんだよ」


「家の事情だからそれは言えないんだよ」


栗須の心の声【誰が教えてやるか(笑)】


「教えてくれないなら学園長に聞くからいいよ(怒)」


すると栗須は言った…


「学園長から内密にって言われたんだよ」


「学園長が?」


「そうだよ」


「何で秘密なんだよ」


「それは私にも、わからない」


「本当なのか?」


「神崎クンに嘘を言ってどうすると言うのかね」


栗須は勝ち誇った顔で言った…

神崎龍の心の声 【栗須の言ってる事は嘘だな!絶対に】


「学園長に俺様が聞きに行くからいいよ!」

「僕は嘘は言ってませんよ」

神崎龍は栗須の言う事が信じられないので職員室に向かった…

「香の居場所が教えられないって事は絶対にない!」

職員室に着いた神崎龍は「コンコン」と扉を叩いて入って行った…

「あの〜学園長は居ますか?」

すると学園長が部屋から出てきた…

「何かな?」

「あの〜工藤香さんの転校先を教えて欲しいんです」

「あぁ〜その事か…」

学園長は困った顔をしていたけど神崎龍は頼んでみた…

「教えて下さい」

「すまないね、こればかりは教えられないんだよ」

それを聞いた神崎龍は部屋から出て行った…

「これから、どうやって香を捜すんだよ!」


神崎龍は悩み続けた…