朝になり何も知らない栗須は学園に向かった。すると学園に着くなり学園長に呼び出された…


「栗須クン実は急に工藤香さんが父親の都合で転校してしまったんだよ」


それを聞いた栗須はびっくりして何がなんだか分からない状態で、学園長の言葉も聞こえていなかった。

「栗須クン、栗須クン」


すると…栗須は、やっと学園長が呼んでる事に気がついた。


「あの〜すみません急な話しだったもので(汗)」


「いや〜お気持ちは分かりますよ〜工藤香さんはこの学園に来たばかりでしたからね〜」


すると栗須は学園長に香の転校先を聞いてみた。


「学園長あの〜工藤香さんが何処の学園に転校したのですか?」


「え〜と…確か…S学園だよ」


「えっ!S学園って遠いじゃないですか」


「そうだけど、それが問題でも?」


「いえ別に…」

「それならいいんだが…」

暫く考えて栗須は言った…

「学園長お願いがあります。香さんの転校先は誰にも言わないで下さい。何か事情があるのかもしれないので…お願いします」

「う〜ん…栗須クンがそう言うなら」


「学園長ありがとうございます。」


栗須の心の声【フッフッフ光が見えてきた♪これで神崎龍が香の居場所がわからない】


栗須は職員室を出て教室に向かった…


その頃、神崎龍は香を探していた。


「あれ?香がいない何でだ…」


そこへ栗須が教室に入ってきた。そして香の転校の話しをした…


「皆、大事な話しがある実は工藤香さんが家の事情で転校してしまいました。」

神崎龍が叫んだ…


「嘘だろう!」


すると栗須は意地悪そうに言った…


「あれ?自分の彼女の事も知らないの(笑)」


神崎龍は悔しい顔をした…