「香、何で俺様がモテるかわかるか?」

「知らないし興味ない(怒)」


香は神崎龍に怒っていた…


「何を怒ってるんだよ!」

「だってさぁ~無理やり抱くし…私の気持ちも無視だし」

「別にお前が俺様に気持ちなくてもいいよ」

「何で?馬鹿じゃないの」


香は呆れていた…


「それでも香を好きだからだよ」

「ふぅ~ん」


神崎龍の心の声 【まただよ!香は俺に興味がまったくない…】


「もう家に帰りたい」

「なぁ~この屋敷を見ても何も感じないのか?」

「あぁ~お金持ちなのね~両親が」


神崎龍の心の声 【普通の女の感覚と違うんだよな香は…。なんて言うかもっと、

「キャー素敵お金持ちなんだね♪」とか

「カッコイイしお金持ちっていいね~彼女にして」とか

の反応なのに…香は両親がって…初めてそんな事言われたよ。】


「あぁーそうだな」

「今日は泊まれよ!学園には車で行こう」

「もう…帰る」

「今日はもう抱かないから」

「…」


香の心の声 【帰りたい…】


「まだ時間あるから寝よう」


香は首を横に振った…

「そうかよ」


神崎龍は違う部屋に行ってしまった。暫くすると香の携帯にメールが届いた…

「香、今何処に居るんだ?心配だよ」


栗須からのメールだった…香は嬉しくて「カチカチ」って携帯で打ってると…

「何してるんだよ」


神崎龍に携帯を取られてしまった…


「返してよ!」

香はジャンプしながら携帯を取ろうとしたけどダメだった。そして神崎龍はメールの内容を見て怒ってしまった。


「香は俺の女って自覚ある?」

「…だって栗須先生は急に居なくなったから心配してるんだよ!」

「俺がメールするから香はするな!」


神崎龍は栗須にメールをした。


内容は…「神崎だけど香は俺の女だからもう構うな!

守れねーなら無理やり香を抱いた事

を学園長に言うからな!証拠はあるから」

そして栗須から返事が来た。「わかった」

たった一言だった。