「栗須、何してるんだ?」

「あぁ〜香が暴れたから片付けをしてるんだよ!」


栗須の心の声【暴れたのは本当だからな(笑)】


「で、これから香を抱くのか」


栗須が神崎龍に言った…


「さっき香に聞いたんだけど経験済みだって…」


「はぁ?マジかよ!俺様が香の初めての男になる予定だったのによー!何処の野郎だよ(怒)」


栗須の心の声【何処の野郎って…、ここに居る俺だよ!って最初から神崎龍が先に香を抱こうとしてたんだな…危ない危ない」


「栗須!聞いてるか」


「ああ」


「なぁ〜さっきから香の姿がないけど…何でだ?」


「神崎龍が居ない間泣きまくってたから汗かいてシャワー浴びさせた」


「やっぱり泣いたか!」


栗須の心の声【いや〜泣いたのは別の意味だけどね〜もちろん汗もフッフッフ】


そこへ香がシャワー室から出てきて部屋に戻ってきた。香は栗須だけだと思ってたから神崎龍が居てびっくりしていた…


「な、な、な、…」


香はびっくりして声にならなかった。すると神崎龍は言った…


「何でココに俺が居るんだって言いたいみたいだな(笑)」


「うん」


「それは、そうと香はもう男を知ってるみたいだな」

香は意味が分からないでいた。すると栗須が香にアイコンタクトをしてきた。


「どういう意味?」


神崎龍は答えた…


「経験済みって事だよ!言わすな」


香は栗須をチラっと見たら何食わぬ顔で香を見ていた。

香の心の声【さっきのを今、このタイミングで言えばいいのね…、二人の秘密みたいだなぁ】