あの後3人は教室に戻り、栗須は教壇に立ち、香と神崎龍は自分の席についた。栗須は何事もなかったのように淡々と授業を始めた…


香の心の声【大人って凄いわ…さっきまで、あんな事してたのに…って神崎龍まで何事もなかった振りしてるよ…、怖いからあの二人に関わらないようにしようっと。私も気にしないようにしないとなぁ…】


栗須と神崎龍は香にバレないように様子を見ていた。

神崎龍の心の事【香の奴なんで平常心なんだよ!ムカつくマジ(怒)】


栗須も香が普段と変わらないのが気にいらなかった。

栗須の心の声【何で愛撫までしたのに平常心でいられるんだよ!馬鹿にしてるんだな(怒)】


神崎龍も栗須も香に腹を立ててる事も知らない香は…、放課後に二人の男の手で大事な物を失うとは知るはずもなかった…