「最初から本当の自分を見せる奴はいない!大人の世界は当たり前だ」


「私は栗須先生にKISSされたんだよね」



「そうだけど、まだ足りないのか」


「そうじゃない」


香は栗須の顔を見たらやっぱりいつもの笑顔じゃなく企みの顔だった。


「栗須先生、戻らないと神崎君が…」


「大丈夫だよ考えがあるから」


「でも…」


「香はもう俺から逃げる事は出来ないよ!俺との関係をバラされたくないなら、分かってるよな」



栗須はそう言って香を部屋から出さないようにした。

香の心の中【あれ?私もしかして二人の男に脅されてるような…この先不安だよ】


「香、俺の所に来い」


栗須は部屋の窓際にあるソファーに座り手招きをした。香は左右に首を振る!すると栗須が立ち上がり香に近付き手を引っ張りソファーに座った。


「嫌だ止めて!」


栗須は何度も何度も香にKISSをする。香は抵抗する力がなくなった…


香の心の声【体が動かない…】