眠れないまま朝になった…

コンコン


「香、起きなさい」


母親が部屋に入ってきた


「あら?もう起きてたのね」


「ママおはよう」


「香、顔色悪いわよ」


「そんな事ないよ」


「そう?無理しないで学園休んだら」


「大丈夫だよ♪ママは心配し過ぎだよ〜」


香の心の声【今日学園に行かないと…もしかしたら栗須先生の昨日の態度が勘違いかもしれないし…】


「そうかしら〜」


「支度出来たし行ってくるね」


母親は心配で駅まで送った


「やっぱり寝てないのはツライなぁ…」


学園に着いて香は教室に入った。やはりクラスの皆は冷たい目で見てくる…


香の心の声【教室に居づらい】


香は教室から出て屋上に行った…


「あっ!」


香はびっくりした。そこには栗須先生が居たからです。香は勇気を出して栗須に話しかけた…


「おはようございます」


「おはよう」


栗須は香の顔を見ないで挨拶をした。


香の心の声【やっぱり昨日の態度は勘違いじゃなかったんだ…】


「先生は一度、職員室戻りますから工藤さんも教室に戻るように」


そして栗須は行ってしまった。いつもと違う栗須の話し方に香はショックで泣いてしまった…


「ヒック、ヒック…もう教室に行きたくないよー!出会わなければよかった…」


すると屋上に誰かが来た。それは神崎龍だった…


「香が屋上に居るからって栗須が教えてくれたから、俺様が迎えに来てやった」

「そう…」


香の心の中【栗須先生は私と関わり合いたくないのね…もう分かったよ!私も栗須先生に話しかけない離れよう…】