「私の家ここなの!じゃあまたあした!!」

「あぁ。あしたな」


私が手をふると隼人も手をふり返し微笑んだ。

私はそれを見ると玄関に向かった。





「お母さんただいまぁ」

「おかえりー」


そのまま自分の部屋に向かい動きやすい服に着替える。

そのときポケットに入れっぱなしだったケータイのライトが点滅しているのに気づいた。


誰かからメールかな…?

案の定それはメール受信のお知らせで送信者は莉奈子だった。

"補習おつかれ★"

と短いメール内容。


私はケータイを机の上に置いてベッドに寝転がった。



んー…今日は結構いろんなことがあったなあ。


平岡陸人のこととか土曜日のこととか隼人のこととか…

そういえばどうして隼人はあのとき私の教室にきたんだろう。

もしかして…私のこと待ってた…とか。


いや ないないない!!!

隼人に限ってそんなことないよ!

でもなんか帰り道の隼人変だったな…。

いきなり私を真顔でみてきて。


あまりにも真剣だったからドキッとしちゃったよ。

隼人…何か言おうとしたのかな?


ん〜 ん〜 ん〜〜…

わかんないっ!

考えるほど無駄だよね。

相手の考えがわかるなんて超能力者くらいしありえないよ。



………………あ゙。

変態悪魔に画像消してもらってない!!

私のぶさいく画像!!


いやぁぁー!!

悪用とかされてたらどうしよう!?

いやでも仮にも教師の卵だし…

でも私に冗談でキスしようとするような人だから…

しかも変態悪魔…


だめだ心配になってきた。

明日はやめに学校行って平岡先生に画像消してって言いにいこう!