‐最愛‐

そして…あっとゆーまに
夏休みに近付いた。





「イェーイ!
明日で学校終わりやあん♪」

美帆がハイテンションで私に言う。


「やっとやなぁぁ~!
超嬉しいんすけどー♪

海楽しみやなっ♪」


「ばりばり楽しみぃい!
あっ愛里!愛里!
今日一緒に水着買いに行かん?」


「あーー!!!!本間や!!
買いに行こ♪買いに行こ♪」


「やったぁあ♪
ぢゃあ学校帰りそのまま行こか」


「うんっ!!」







そして私達は電車に乗って
行きつけの店に入った。




「いや~ん!
めちゃくちゃ可愛い♪

なーやーむーな~」

美帆はそんな事言いながら
色んな水着を手に持ち
どれにしようか悩んでいた。



「美帆~これわぁ?」


私は黒のヒラヒラのビキニを
手に取り美帆に見せた。



「可愛いーっ!!

でも…似合うかなぁ?」


眉間にしわを寄せて
不安げな顔で私を見る。


「絶対似合うわぁー!

直哉も好きそうやし?」

そう言って私はフッと笑った。