‐最愛‐

元カノはびくびくしながら

「ごめん…」と私に呟いた。


私は何も言えず俯いていた。



初めて見た翔太の悔しい顔。

本当に大好きだったんだね…

彼女手放して私の所に来ていいの?

まだ彼女の事好きなんじゃないの?









「愛里…?」


翔太は私の前に座り込み
顔を覗き込んだ。


「ハハハ…ごめん。
ボーッとしてた」


そう言って私の目から
ポタリと涙が落ちた。


私は慌てて制服の袖で
涙を拭き取って立ち上がり
その場から逃げ出した。









「愛里っ!!!!!」









翔太の声が校舎に響く。