‐最愛‐

そして龍也さんが

「昨日の夜俺が帰ってる時
愛里ちゃんが泣きながら
トボトボと歩いててさぁ~…

大丈夫?って聞いてんやん。
んだらずっと無視!!笑

でまぁ…やっぱ心配なるやん?
んで話聞いてあげて~…

みたいな?」


翔太は悲しそうな顔をし

「龍也何もしてないやろなあ?」

と苛々しながら呟いた。


「え?さぁあね~」

そう言ってニヤニヤしながら

「直哉ライター借りる!」

そう言って部屋を出て行った。





「あの糞じじぃ」

翔太は呆れながら呟いた。


ガチャ

「何か言った?」

龍也さんがニコッと笑い呟く。


「何も言ってません~

はよ出て行ってほしいな~」


翔太は嫌味っぽく言う。


そして龍也さんは私に口パクで

が・ん・ば・れ

そう言って部屋を出て行った。