‐最愛‐

「あっ!!!!!」

お互い顔を見合わせ叫んだ。





「え?何何?
龍也と知り合い?」

翔太が私に聞く。


そして龍也さんは

「知り合いってか…
昨日たまたま会った…?」


「え…?会った?よな?」

私はまた頭がパニックになり
ちゃんと喋れなかった…



「もしかして翔太の
彼女って愛里ちゃん…?」




私は黙って頷いた…














その瞬間龍也さんが
ケラケラと笑い

「やっぱりーっ?
ばり謎が解けたって感じ!」

そう言って笑った。



「ちょ。待って待って。
私まだ謎が解けません!」

大きな声で叫ぶ。


そして龍也さんは私の隣に座り

「俺は直哉の兄貴の龍也!

んで俺と翔太も
ちっちゃい頃からの仲良しで
相談とか色々のってたってワケ!

だから愛里ちゃんの話も
聞いてたで~♪

まさか愛里ちゃんとわなあ!」

そう言ってまたケラケラと笑う。


「あぁ~。納得納得…。」

確かにどっかで見た事
あると思ったわあ~…


「なぁ!2人で解決されても
俺達全く分からんわ!」

翔太と直哉はポカン
とした顔で呟いた。