あの不思議な夜を境に、僕と麻奈は会話をする事ができた。と言っても僕はぬいぐるみだから本当に喋るわけではなく、僕の思っている事が麻奈に伝わるというだけだ。だけど、麻奈は僕に普通に話すから最初の頃はママはいつも不思議そうな顔で見ていた。今ではそんな滑稽な姿も慣れてきたらしく気にもとめなくなった。
小学生になって友達も増え、僕と遊ぶ時間は少し減っていたけど、その代わりに寝る前に麻奈と話す時間が出来たから満足だった。と言うか、これで不満に思っていたらきっとバチが当たる。
会話の内容は学校であった事やチョットした悩みや最近多くなったのがママに対する不満や愚痴。女の子は口が達者でませてるから大変だわ…とママが常日頃もらしているのも納得。だけどそんな麻奈も僕には可愛らしく思えて、僕が笑って聞いていると、『もう、笑ってないでちゃんと聞いてよぉ』と口を尖らせた。
小学生になって友達も増え、僕と遊ぶ時間は少し減っていたけど、その代わりに寝る前に麻奈と話す時間が出来たから満足だった。と言うか、これで不満に思っていたらきっとバチが当たる。
会話の内容は学校であった事やチョットした悩みや最近多くなったのがママに対する不満や愚痴。女の子は口が達者でませてるから大変だわ…とママが常日頃もらしているのも納得。だけどそんな麻奈も僕には可愛らしく思えて、僕が笑って聞いていると、『もう、笑ってないでちゃんと聞いてよぉ』と口を尖らせた。

