忠義「寝たらアカンでー」



と思ったら起こされた


輝「ごめんなさーい、もう
  気持ちよかったのにぃー」

忠義「だめー、ねえ、どーすんの
   玖珠野さんたちのこと」

輝「大丈夫、考えてるからさ」

忠義「さすがやな、ほなついたで」

輝「おいしょっと」


手をつないで昇降口へと向かう


忠義「はけた?」

輝「うん、行こう」


バッシャーン―――


何の音?


輝来は後ろを振り返ってみた

輝「うわっ!!!忠義…」

忠義が後ろを振り返った

忠義「画鋲やんけ、なんで出てきたん?」

輝「あっ、ストラップがとれてる…
  あっ!輝来のストラップが靴箱の取っ手に
  ひっかかって、扉が開いちゃったんだ
  そーしたら出てきた…そーいうこと?」

忠義「せやな、ってこの靴箱、玖珠野さんの靴箱やん
   玖珠野さん、まだ来てないで?」

輝「恵美乃たちだ、恵美乃たちが仕掛けたんだ…
  恵美乃と柚玲と羽由流の靴箱見てみて
  置いてあるのが靴だったら…」


がちゃ


忠義「!!!恵美乃、来てるで」

輝「んじゃあ、柚玲は?」


がちゃ


忠義「柚玲も来とる」


がちゃ


忠義「羽由流も来てるで、ってことは3人が仕掛けたんや」


亮「おはよー!!!!どーしたん?朝から険しい顔して…
  って、なんやねんこの画鋲…」

輝「実は、今ね
  発見しちゃったの…
  輝来のストラップが靴箱の取っ手に
  ひっかかって、扉が開いちゃったんだ
  そーしたら画鋲が大量に出てきたの
  でてきた靴箱の名前を見たら
  「玖珠野」ってなってて
  まさか、玖珠野さんが自らこんなことする分けないと思って
  恵美乃たちの靴箱を見たら3人ともすでに来ているの
  だから、3人が仕掛けたんじゃないかなって思って…」

亮「もし、玖珠野さんが先に靴箱を開けていたら
  怪我するとこやったんや…」

輝「そう、恵美乃たちがやったなんて信じたくないけど…」



忠義「・・・・・まぁ、片付けよう」

輝「うん」