問題児彼女

輝来ｓｉｄｅ

玖珠野さんがさっきから

家族の写真を見ている

なんか気になるのかな？


輝「玖珠野さん、写真きになるの？」


玖珠「ちょっと、家族っていいなって」

輝「玖珠野さんも写真取るでしょ？」

玖珠「あたし、両親いないんで」

亮「えっ？」

忠義「１人暮らし？」

玖珠「いえ、姉がいます
　　　あたしは両親にすてられ
　　　施設にあずけられました
　　　次にひきとってくれた家庭に行ったんです
　　　その時に今の姉も同時に引き取られました
　　　でも３年前にまたその両親にすてられたんです
　　　あたしが学校から帰ってきたときには
　　　なにもなくて
　　　一日、帰ってこなくて
　　　捨てられたってすぐ、おもいました　
　　　それ以来、大人が信じられないんです
　　　恵美乃さんたちにいじめられてるんです
　　　でも、先生に言ったって
　　　何にもしてくれないだろうって思って…
　　　怖いんです」


輝「やっぱいじめられてたんだ、過去にそんなつらい想い出があったとは
　　ね、、、」

玖珠野「助けてください」


輝「でも・・・考えさせてくれる？
　　恵美乃も大切な友達だから」

玖珠「分かりました。じゃあ、あたし帰りますね
　　　おじゃましました」


バタン―――



やっぱり、いじめられてたんだ…