唯がアメリカへ旅立つ日。
あつしは空港に来ていた。
唯からメールで送られてきたのは 13:00発 915便に乗るということ。

しかし、電光掲示板を見ても915便が無い。
あつしはカウンターに行き確認した。
「915便は、本日ございませんが」
「いや、そんなはずはない。妹が乗る飛行機がある筈。」
「そう言われましても。」

その時、あつしの携帯が鳴った。
メールを知らせる音である。

「あっちゃん、さようなら」