「やはり、その鳥。俺たちに渡せ。きちんと調べる」
「待って! 話す! 話すから!」
「真里っ!」
「綺羅くん。このままじゃダメだよ。
今回のことで私たちはよくわかったはずだよ。
それは海堂くんたちも。
私たちの力じゃ、太刀打ちできない敵がいるってことに」
「だからって」
「うん、わかってる。
綺羅くんは深青ちゃんのことを守りたいんだよね?
私も一緒だよ。
私も深青ちゃんを守りたい。
だから、私は海堂くんたちに全てを話す」
「真里?」
聞き返す綺羅の言葉には答えずに、真里は真之たちをジッと見つめた。
「海堂くん、宮城さん。
私はあなたたちのことを信じても大丈夫?」
綺羅には真里の真意はわからない。
だけど、まっすぐに真剣に見つめられた真之と礼香は気まずげに顔を見合わせた。
「その表情を見ると、
全てを信じきってはいけないということなのかな?」
その真里の言葉に、真之は少し考えながらも複雑な表情を見せた。
「実は俺たちも確信は持てない」
「どういうことだ?」
真之の曖昧な言葉に、綺羅は食いつく。
だけど、真之は言おうとはしなかった。
その後を受けて、仕方なく礼香が言葉を引き継いだ。


