「どう…したらいいんだろうな。吉備を信じたい気持ちともしかしたらという気持ち。今は何もわからない。だからこそ、俺は真実が知りたい。本当は吉備が関わっているのか、いないのか」
「じゃあ、決まりだな」
そう言うと、綺羅はスッと立ち上がった。
「決まり?」
聞き返してくる雅俊に綺羅はニッと笑う。
「ああ。お前が知りたいのは光浦が関わっているかどうかということなんだろ? それなら、何をしなくてはいけないか。それは決まってるだろ?」
「何をしなくては………! まさか、お前!」
口にしながら考えていた雅俊はハッとしながら綺羅を見た。
「考えてても何も始まらない。それなら、直接本人に聞きにいけばいいさ。いじめのことを含めてね」
「そんなこと、吉備が話すわけ………」
「確かに俺にはな。だけど、お前になら話すかもしれないだろ?」
ハッとした表情をした後、雅俊は黙り込んだ。


