「今度こそは本気だもん」 「だと良いけど、ねぇ吉田さん」 「どこにも吉田さんなんていねーよ」 「見えないの?ここにいるじゃない吉田さん。赤黒い手をした……」 「怖いってーの!」 「ほら、理生の後ろに吉田さんが……飛鳥君の彼女だよ、恨んでるんだよ」 「固有名詞を出すなっ」 「何々? よしりんって呼んで? うんわかったよ王子」 「会話するなっ。気色悪いっ。そして王子ってどこから取ったあだ名! 性別すら無視じゃないの!」