大人な君へ

しかたなくたつやに
電話をした…



案の定たつやは驚き
事情がわからず
姉貴を自分の目で
確かめたいといってきた



「もう…そんな珍しくないじゃない」



姉貴は少し待ちくたびれたか
のように腕組みをして
たつやが来るのをまっていた



きつい……………
俺はとりあえず
帰ってねたかった



しばらくすると
たつやがバイクを
飛ばしてやってきた



「本物や…みかさんじゃん」



ホントに信じられないと
いわんばかりに目を
まん丸とさせたつやは
バイクを停めた



「失礼ね。ちゃんと本物よ」



そんなたつやに少し
怒り気味にいった



「俺んとこでよかったら
どうぞ…………」



ビックリとしたまま
たつやはとりあえず
姉貴にOKんだした



「……とりあえず俺
帰りたい」



きつさがピークだった



「わかったわ。
じゃぁたつやくんお邪魔します」



姉貴は急にテキパキと
行動し始めたつやと
一緒にかえっていった



やっと帰れる…………



なんで姉貴が今頃かえってきた
のかわからないままだが
いつかわかるだろうと思い



家路に急いだ