大人な君へ

「ありがとう
あっそれから……」



千佳はポケットから
小さな袋を取り出した



「これあげる」



千佳はにこりと笑い
俺に袋を手渡すと



「熱早くさがるといいね
きをつけてかえってね」



といい元きた道を
手を振りながら
去っていった



小さな袋をあけてみると
小さな御守りが
入っていた



「これ…………」



その御守りには
"見守り"とかいてあった



最初は意味がわからなかった
だけどたぶん千佳は
どこからでも見守ってる



そういいたかったんだろう



小さな御守りを俺は
ポケットにしまい
歩きはじめた…………



プルル



電話がなった