毎日二人で
たわいもない会話をした
親のこと
先生のこと
友達のこと
日に日に俺は由岐に
ひかれていった
だんだん裏庭以外にも
あそぶようになり
二人でよく出かけた
ある日由岐が突然
学校にも裏庭にも
こなくなった
何度電話もかけても
留守電になるばかり
俺は毎日裏庭で由岐を
まちつづけた………
「おまえ…まだまってるつもり?」
裏庭で寝ていると
たつやがひょこっと
やってきた
「当たり前だろ
由岐のことだからなんかあったんだ」
家を飛び出してからはずっと
たつやの寮部屋にいったり
由岐の家にいったりと
転々としていた
「もぅいいかげん家かえれよ」
たつやは少し呆れ気味に
俺の隣にすわった
「………………………」
俺は黙り込み
目をつむった
「心配してんぜ?みかさん」
姉貴か…
いつもなら姉貴に
頼る俺が今回は連絡すら
していなかった
たわいもない会話をした
親のこと
先生のこと
友達のこと
日に日に俺は由岐に
ひかれていった
だんだん裏庭以外にも
あそぶようになり
二人でよく出かけた
ある日由岐が突然
学校にも裏庭にも
こなくなった
何度電話もかけても
留守電になるばかり
俺は毎日裏庭で由岐を
まちつづけた………
「おまえ…まだまってるつもり?」
裏庭で寝ていると
たつやがひょこっと
やってきた
「当たり前だろ
由岐のことだからなんかあったんだ」
家を飛び出してからはずっと
たつやの寮部屋にいったり
由岐の家にいったりと
転々としていた
「もぅいいかげん家かえれよ」
たつやは少し呆れ気味に
俺の隣にすわった
「………………………」
俺は黙り込み
目をつむった
「心配してんぜ?みかさん」
姉貴か…
いつもなら姉貴に
頼る俺が今回は連絡すら
していなかった
