大人な君へ

だがすぐに呑気な
由岐にもどり俺の
隣に腰かけた



「いつもここにいるでしょ?」



しばらくの沈黙のあと
由岐が口を開いた



「…………まぁ」



「やっぱり☆たまにみかけてた」



にこりと笑い由岐は
タバコをすてた



「なんでこんなとこいるの?」



由岐はなんでも唐突に
きいてきた



「むしゃくしゃしてたから
一人になりたかっただけ」



俺は空を眺めながら
そういった



由岐はおじゃまだったかなと
いい立ち去ろうとした



「あっまたきてもいいかな?」



由岐は空を眺める俺の
顔をのぞききいてきた



「スキにすれば」



俺は軽くそういうと
目をつむり昼寝をした



「うん☆じゃぁまたね」



そういうと由岐は
さっていった



それから俺らは学校が
終わると裏庭に
あつまるようになっていた