大人な君へ

「ふふ☆女の観かな
ゆうすけくん、たつやくんに
いつも申し訳なさそうな顔してたから」



千佳は俺をみていてくれた



「…………………」



嬉しかった……
俺の存在にきづいてくれた



俺のSOSにきづいてくれた



「私不安だった」



俺の顔をのぞきながら
千佳はいう



「いつか…ゆうすけくんが
押しつぶされちゃうかもって」



不安そうに話す



「………ありがとう」



俺は千佳の顔をみながら
お礼をいった



「ううん☆だから今日ちゃんと
話すことができてよかった☆」



優しく微笑み
すくっと椅子からたった



「あのさ…………」



千佳は大きく背伸びをしながら



「ん??」



と俺の声に反応した



「俺のことゆうすけでいいから…」



「えっ??ぢゃぁ私のこと
千佳ってよんで」



優しい声でそういってくれた



今までの俺が嘘のように
千佳の前では素直にいられた



千佳の大きな存在に
俺は心地よさを
おぼえた…………