ーーもしかして…もう帰っちゃったってこと…ないよね… ーーたかだか2分の遅刻で帰ったりする人じゃない…ん…よね… アタシは入口の左で待つことにした。 しかし…5:40になっても…6:00になっても…颯斗さんは来なかった。 ーー急患ではずせなくなったんだ…ん…そう…ん…そう…そう そう自分に言い聞かせながら、寒い北風の中…手を擦りながら…待つ。 はく息も白い…。 ーー6:13…