そして…暁子さんに連れられ…颯斗がいる病院へ行った。 夏だというのに…冷たい…ヒンヤリとした暗い廊下を歩き…暁子さんはドアの前で立ち止まり…「ここよ」と言ってドアをゆっくりと開ける。 ーーギーッ……… 暗い部屋の中央にはベッドがあり…白い布を纏った颯斗がいた。