余りの痛さに…涙が出て来た。 身体が真っ二つに引き裂かれるような痛みが全身を駆け巡った。 我慢できずにしかめていたアタシの顔を見て…颯斗は「大丈夫」と聞いて来た。 アタシは…「大丈夫」と…ちょい無理して答える。 最初は緩やかだった颯斗の動きも少し激しくなったと思った瞬間…あの中に冷たいものが吹き出てきた感触があった。 ーーヤバっ ーーゴムつけんの忘れた ーーでも…ま…いいか… ーーもしも妊娠してたとしても…颯斗の子供だし ーー結婚するんだし…だよね…颯斗