ーーそんな…馬鹿なこと…





ーーあるわけない……






ーー颯斗のはずが……






ーーじゃ…誰







…恐る恐る振り返ると…ベッドのサイドテーブルに紅茶のカップを置こうとする颯斗がいた。





アタシはびっくりし過ぎて…声もでなかった。





「紅茶でよかったんだよね…ここ置いとく。」





そう言葉を残し…颯斗はまたキッチンへ戻る。