「あーっ冷たい」 顔を洗い…「あ〜っすっきりしたっ」と明るく振る舞ってるのに…瞳の奥は陽射しを閉ざされた冬の部屋のように暗い。 亜耶が公園の裏口を出て裏道を通り歩いている時… 颯斗は反対の大通り側の道から公園を覗いた。 「亜耶ちゃん…」 携帯を取り出し…亜耶に電話してみる。 しかし…携帯は亜耶の部屋のベッドの上で虚しく鳴り響いているだけだった。 ーーリーン…リーン… ーープツ…今電話に出ることはできません。御用の方は… 「どこ…行ったんだよ…」