「あ…真由…」 アタシは散々な顔でドアを開けた。 目は腫れ…メイクは完全に原型を留めないようになっていて…ついでに鼻水といったおまけつき… 見るも無残とは…アタシのことです… 「あ…真由じゃないって。…心配したじゃん」 「心配って…自殺でもしてるって」 「そ…そうね…それも…」 「あ…そっか…自殺するって手もあったんだ…」 「何…馬鹿なこと言ってないで…入れてよ」 「入れてその言葉…アタシの前では禁句」