アタシがそんなことを考えてると…真由がアタシの顔の前で手をふり… 「亜耶………亜耶」 「う…うん…」 「アンタ…大丈夫」 「あ…アタシ…ちょっと…トイレ…」 そう言って…アタシは席を立ち…小走りで会場を出てトイレに駆け込んだ。 その時…颯斗も…会場を駆け出す亜耶に気付いた。 ーーあれ…亜耶ちゃん