「あっ…はっ…はっ…アタシ…お腹治っちゃったかな〜
柳木さんに診てもらったから一発」
「よかったじゃない…亜耶。」
とさりげなく真由がフォローしてくれた。
沙織先輩はと見ると…先輩は高柳さんにしっかりと照準を合わせてるのか…二人の話に完全にいれこんでいた。
「沙織さん…これからのご予定は何かありますかもし…何もなければ僕の行きつけのイタリアンのカフェバーがあるんですけど…そこで二人で二次会でもどうですか」
「えっ…ホント〜ぉ嬉しいです。…なんか今日はただ一人の人に巡り会ったような気がする…。」
ーーマジッスカ先輩(亜耶)
ーー先輩…今日…展開早過ぎ(依子)
ーーまだ1時間だよ。(真由)
ーーだよね…かなり本気モードじゃん…。(依子)
ーー出たよ…先輩のキメ台詞…やまとなでしこバージョン…(亜耶)
ーーよくあんな歯が浮くようなこと言えるもんだわ。(依子)
そう言って依子がアタシを見た。

