「忘れたわけ」 「忘れてるわけねえだろ。あんなフラれ方したの…初めてだったし。」 「あっそ…そりゃ悪うございましたね。」 「いいえ…どう致しまして…あのまんま結婚なんかしてなくてよかったよ。」 「夕べの子に出会えたから」 「ん…からかも…。」 それからしばらく…二人の間に沈黙が続いた。