急に颯斗さんが立ち止まり、部屋のカードキーを胸のポケットから取り出し…差し込むと… カチャっと緊張を高める音とともに… ドアのランプが赤から緑へ変わり… アタシの肩を抱いたまま…颯斗さんがゆっくりとドアを開けた。 念願のロストバージンへの第一幕があく…。 ーードックン… 緊張と不安と期待に膨らむアタシの心臓は… さらに脈拍を強め…収拾かつかなくなりそうな気配… ーーどうか…出血がありませんように… ーー痛くありませんように… ーー無事…できますように